ハンブルガーSVの伊藤達哉がヴォルフスブルク戦で降格の危機を救うPK奪取とアシストの活躍!
圧巻のスーパークロスでチーム2点目を導く
またしても、ハンブルガーSVが神懸かってきた。2018年4月28日のブンデスリーガ32節、チームは残留争いのライバルであるヴォフスブルクの敵地に乗り込み、3-1の快勝。ドイツ全国紙『DW』は、興奮気味にこうレポートした。
「負ければ降格決定の可能性もあったゲームで、ハンブルクは堂々たる勝ちっぷりを見せた。“ディーノ”はまだ死んでいなかったのだ!」
ディーノとはドイツ語で恐竜を意味し、ハンブルクの愛称のひとつ。ブンデスリーガが発足した1963―64シーズンから一度も2部に落ちたことがないため、いつからかそう呼ばれるようになったのだ。2013-14シーズンに14-15シーズンと2年連続で降格の大ピンチに見舞われながら、なんとか16位に滑り込み、2部・3位との入れ替え戦を生き残った。
とはいえ、さすがに今シーズンは命運が尽きたと、誰もがそう考えていた。ところがどうだ。最終盤に来て連勝を飾り、ここ5試合で10ポイントを叩き出している。土俵際での驚異的な粘りは、どうやら今シーズンも健在のようだ。大迫勇也を擁する1FCケルンの降格は確定してしまったが、残るひとつの自動降格枠を巡る争いは混沌としてきた。
残り2節の状況で、4チームに絞られた。17位ハンブルク(勝点28)、16位マインツ(勝点30/残り3試合)、15位ヴォルフスブルク(勝点30)、そして14位フライブルク(勝点33)。1敗もできない崖っぷちの状況に変わりはないが、ラスト2ゲーム(フランクフルト戦とボルシアMG戦)で連勝を飾れば、ふたたびミラクルを起こせるかもしれない。
そんなドイツ北部の名門で、存在感を高めているのが20歳の日本人MF、伊藤達哉である。同胞の主将DF酒井高徳とともに先発したヴォルフスブルク戦で、出色のパフォーマンスを披露した。
序盤から左サイドで精力的に仕掛けていたU-21日本代表は、まず43分に喉から手が出るほど欲しかった先制点を導き出す。エリア内へ果敢に猛進し、相手選手ふたりを交わしにかかったところで倒され、PKをゲットしたのだ。これをボビー・ウッドが冷静に決めて、アウェーチームがリードを奪った。
そして圧巻は、チームの2点目をもたらした伊藤のスーパークロスだ。いまや左サイドに欠かせないキーマンに
前半アディショナルタイム。左サイドでボールを受けた伊藤は軽く切り返し、右足で鋭いライナー性のクロスを中央へ送る。見事に計算されたコントロールパスは、走り込んだルイス・ホルトビーの頭にドンピシャで当たり、ファーサイドのゴールネットに突き刺さった。
ハンブルクはその後1点を返されて劣勢を強いられるも、終了間際にこの日得たふたつ目のPKを決め、点差を広げた。ドイツの各メディアがこぞって称えたのが、伊藤の奮迅の働きぶりだ。
全国紙『DW』は「ヴォルフスブルクの観衆を黙らせたのが、ホルトビーに送った高質なクロスだ。文字通りの完璧なお膳立てで、先制のPK奪取といい、あの時間帯のイトウは異彩を放っていた」と評した。老舗サッカー専門誌『Kicker』も追随する。「イトウの果敢なチャレンジが先制点(PK)を生んだ。2点目はイトウのクロスの質とホルトビーの得点センスが合わさった素晴らしいゴールで、阻止するのは不可能に近かった」と報じ、「イトウは光り輝いていた。ハンブルクを勝利に導いた、まさに救世主といっていい活躍だ」と絶賛している。
さらに、全国スポーツ紙『Bild』は「日本人選手がビデオ再生を必要としない明らかなファウルを誘い、ハンブルクに最高のギフトを贈った。シーズン終盤になって好調を維持する20歳は、その3分後にも大仕事をやってのける。落ち着き払って正確無比なクロスをホルトビーに合わせ、2点目をセットアップしたのだ」とレポートしている。
加えて、スペイン全国紙『Marca』も好評価。「ハンブルクを救った主人公は、166センチの小さなアタッカー、タツヤ・イトウだ。若き20歳のスターは前半終了間際にドリブルとクロスでふたつのゴールをもたらし、大いにプレゼンスを示した」と綴っている。
2015年夏に柏レイソルU-18からハンブルクに入団。U-19チームやセカンドチームで研鑽を積み、今シーズンの序盤にトップデビューを飾った。昨年末にはハンブルクとの契約を2021年6月まで延長するなど、クラブの期待値はすこぶる高い。27節からは6試合連続でピッチに立っており、いまやハンブルクの左サイドに欠かせないキーマンとなりつつある。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180429-00039591-sdigestw-socc&p=1
ヴォルフスブルクvs伊藤達哉PK獲得シーン動画
ヴォルフスブルクvs伊藤達哉アシストでゴールを演出するシーン動画
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ツイッターの反応
ボールもってる時見てて楽しいの今伊藤達哉だわちゃんと仕掛けるし仕掛けるだけじゃなくて抜いてくし見てて楽しい
— しょうしょう (@syousyou1412) 2018年4月29日
伊藤達哉凄いなーやっぱ
— はしーむMASSIVE (@hashick0725) 2018年4月29日
伊藤達哉はきれっきれやな ( ˘ω˘ ) これは代表によばれてもおかしくない。
— あめちゃん🍭 (@amecyan__SA) 2018年4月28日
伊藤達哉と堂安律は本当に楽しみだな。この2人と久保建英がエースに育ってくれれば四年後のカタールW杯は期待できる
— raplus (@sportsraplus) 2018年4月28日
最近は伊藤達哉が見たくてハンブルガーSVの試合フルで観てる
こんなにワクワクするブンデスの日本人は香川以来— わたざき(わた) (@watawatayou) 2018年4月28日
伊藤達哉すごいなー
代表に呼べ!とまでは思わないけど五輪期待— ポッテ (@potte_highpena) 2018年4月28日
伊藤達哉圧倒的すぎる…
— 箭田 尚希 (@naoki0613ba_so) 2018年4月28日
相変わらず代表目線でしか試合結果を述べないニュースにうんざり。
ハンブルガーの伊藤達哉が代表アピールで試合してると思ってんのか?ハンブルガーの残留の為だろ?
その為に必死にやっているはずや— Yuji Tanaka Next4月29日鳥栖戦参戦 (@0816ty1974) 2018年4月28日
ヴォルフスブルクvsハンブルガーSVは1-3、残留に向け大きな一勝を得ました。その中で伊藤選手が先制となるPKを獲得、さらには追加点をアシスト。チームに欠かせない存在となっています。この調子で残留の席を勝ち取ってほしいですね。#柏から世界へ #伊藤達哉
— 家から日立台(三協F柏)へ。徒歩10分 (@gotohitachidai8) 2018年4月28日
伊藤達哉は状況に応じて自分が勝負するポジション、スペースを把握している印象があるしプレーの判断も的確。
— Yuta Hirane (@y_hirane) 2018年4月28日
ハンブルガーの残留力(ぢから)やばすぎて草
伊藤達哉もPK獲得&アシストとかすごいな— マーチェル🍡 (@mikamari_wives) 2018年4月28日
ヴォルフスブルク対ハンブルガーめっちゃ熱い試合だった
伊藤達哉半端ないわ— Yuta. Izawa (@soccerboy1099) 2018年4月28日